SDGsの達成は難しい?達成できないとどうなる?

SDGsは、2015年に国連で採択された17の目標で、その多くは2030年を期限となっています。

のり太

日本語では「持続可能な開発目標」と訳されていて、年々注目度が上がっていますね。

さて、SDGsのゴールの期限とされる2030年までは、あと10年もないのですが、SDGsを達成することはできるのでしょうか。

また、もし達成できなかった場合にはどうなるのでしょうか。

今回はそんな疑問にSDGsブロガーとして、答えていきたいと思います。

最初に結論から言うと、以下3点が私の考えです。

  • SDGsの全ての目標達成は難しい
  • SDGsが達成できなかったら新たな目標ができる
  • それでもSDGsは取り組むべき

それぞれの理由について詳しく見ていきたいと思います。

目次

目標全てを完全に達成するのは難しい

SDGsの目標を達成することができるのかという点については、達成できる目標もあれば、達成できない目標もあるというのが現実的な答えだと思います。

というのも、SDGsの目標やターゲットは「ぼんやりした目標」と「明確な数字などが定められた目標」が存在するからです。

「ぼんやりした目標」はたとえば以下のようなもので、達成可能と言い換えることもできると思います。

SDGsのぼんやりした目標
  • 貧困撲滅のための行動への投資拡大を支援するため、国、地域及び国際レベルで、貧困層やジェンダーに配慮した開発戦略に基づいた適正な政策的枠組みを構築する。(1.b)
  • 薬物乱用やアルコールの有害な摂取を含む、物質乱用の防止・治療を強化する。(3.5)
  • 持続可能な開発のための非差別的な法規及び政策を推進し、実施する。(16.b)
のり太

「推進」や「強化」など曖昧な表現のため、ある意味すでに達成しているとも言えそうな感じですね。

一方、「明確な数字などが定められた目標」は以下のようなもので、現時点で達成できるかどうかはわかりません。

SDGsの明確な数字の目標
  • 2030年までに、世界の妊産婦の死亡率を出生10万人当たり70人未満に削減する。(3.1)
  • 2030年までに、全ての人々の、安全で安価な飲料水の普遍的かつ衡平なアクセスを達成する。(6.1)

もちろん、このような目標でも部分的に達成(状況の改善)はされると思いますが、「全ての」などの言葉が入っている目標は達成が難しいのではないかと考えられます。

達成できなくても罰則はない

「国連で採択された」と聞くと強制力があるように思えるSDGsですが、罰則や法的拘束力はありません。

国際連合広報センターは、以下のように回答しています。

Q. 持続可能な開発目標に法的拘束力はありますか。
A. いいえ。持続可能な開発目標(SDGs)に法的拘束力はありません。とはいえ、各国は17の目標の達成に当事者意識を持って取り組むとともに、そのための国内枠組を確立することが期待されています。

国際連合広報センターHPより引用

あくまで努力目標というわけですね。

のり太

とはいえ、もし環境問題や人権問題を無視した活動をしていれば世界的にも白い目を向けられるのは間違いないので、国や企業はプレッシャーを感じていると思います。

SDGsに替わる目標ができるのでは?

もしSDGsが達成できなかったらどうなるのか。

あくまで私の予想ですが、SDGsに替わる新しい目標ができるのではないかと考えています。

根拠は、SDGsが採択された経緯です。

実は、SDGsには前身となるMDGs(ミレニアム開発目標)という目標がありました。

MDGsはSDGsより目標数が少なく、主に発展途上国向けの目標でした。

MDGsは目標の一部を「達成」と評価されたものの、全ての目標が達成されたわけではありません。

また、MDGsは主に発展途上国向けの目標であったため、先進国からの注目が少なく、世界全体の一体感が生まれづらいという反省点がありました。

のり太

MDGsで達成されなかった目標と、先進国も含めた世界全体で取り組むべき新たな課題を盛り込んでできたのがSDGsというわけです。

どうでしょう。SDGsがもし達成されなかったら、MDGs→SDGsと同じように新たな目標が設定されるというのは、あながち間違いではないと思えたのではないでしょうか。

それでもSDGsに取り組む理由

ここまで書いた内容だと私がまるでSDGs否定論者のように感じられるかもしれません。

しかし、私はSDGsの推進に大賛成で、微力ながら個人でもSDGsに取り組んでいます。

SDGsを完全に達成するのは難しいと感じながらも私がSDGsに取り組む理由は大きくわけて2つあります。

1つは、そもそも私の予測が間違っている可能性があるという点です。

私たちは自分の知っている知識を持って「現実的には~」などと表現しますが、現実が私たちの想像を超えることは珍しいことではありません。

たとえば、今や世界中の人が使っているスマートフォンが普及したのはここ10年ほどです。

今でも私が覚えているのは、当時「日本でiPhoneは流行らない」という見解を出す専門家が少なくなかったことです。

携帯ストラップをつけられないとか、着メロが設定できないとか、今考えれば信じられないような理由で否定されていたのです。

それからたった数年で、世の中のほとんどの人はスマートフォンを使うようになりました。

また、現在メジャーリーグで大活躍している大谷翔平選手ですが、彼が二刀流を表明したとき、多くのプロ野球選手や大御所OB、プロ野球ファンは「成功するわけない」と一蹴しました。

大谷翔平選手は今、二刀流で世界を驚かせるプレイヤーになりました。

いかに私たちの「現実的」が現実的でないのかは、歴史が証明しています。

これが、2030年のSDGsの目標を全て達成するのは「現実的でない」と考えたとしても、私が取り組む1つめの理由です。

2つ目の理由は、達成できなくてもSDGsに取り組むメリットが大きいという点です。

SDGsというのはある意味、理想の世界を描いたものだと私は考えています。

常識的に考えて(この言葉はあまり好きではないのですが、あえて使います)、SDGsの目標が達成されて嬉しくない人はいないはずです。

貧困がゼロになったら、環境問題が解決されたら、多様性が尊重される世界になったら、今よりずっと暮らしやすい世の中になると思いませんか。

そう考えたら、取り組まない理由がありません。

2030年にはもしかしたら間に合わないかもしれない。

でも、取り組まなければ達成できないし、取り組めばいつか達成できるはず。

期限までに達成できるか・達成できないか、ではなく、ひとりの人間として取り組むべきかどうかが大切だと考えているというわけです。

まとめ

今回はSDGsの達成可能性について個人的な予測も踏まえて書いてみました。

SDGsの全面的な達成は難しいかもしれません。

もし達成されなければ次の目標が作られるだけかもしれません。

でも、挑戦する価値のある目標だとも感じています。

もしこの記事でSDGsに興味を持つ人が増えてくれたら、とても嬉しいです。

SDGsについて書いた記事です!

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この記事を書いた人

毎日の生活をもっと楽しく、いきいきと過ごすために日々奮闘しています。取得資格はTOEIC925点、英検準1級、日商簿記2級など。趣味は読書とブログ執筆。当ブログ以外にも2つのサイトを運営しています。

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