コーヒーがSDGsすべての目標につながる!?おすすめ書籍紹介!

 

SDGsについて勉強したいけど、とっつきにくいなぁ。

こんな人に朗報です!

なんと、SDGsの目標はすべてコーヒーと結び付けられることが判明しました。

というわけで今回は、最近私が読んだ本「コーヒーで読み解くSDGs」が素晴らしかったので、紹介したいと思います。

この本を読むことで、漠然としているSDGsの目標が、具体的にどういう取り組みをすることによって達成に近づくのか理解できるようになります。

のり太

特に開発途上国のSDGs取り組み例を知ることができたのは新鮮な経験で、先進国である私たちも学ぶべき点が多いと感じました!

目次

コーヒーで読み解くSDGsの面白かったところ

「コーヒーで読み解くSDGs」は、SDGsに掲げられている17の目標を、コーヒーという身近な食材から考えようと試みた本です。

本書を読んで改めて気づかされたのは、コーヒーが主に開発途上国で生産され、先進国で消費されているという事実です。

SDGsは先進国も開発途上国も参加し達成を目指すものですが、コーヒーはそのどちらとも深く関わっているという点で、SDGsを考える教材としてはうってつけというわけです。

私が本書で面白いと感じたのは、途上国におけるSDGs的な取り組みの具体例です。

途上国のSDGs的な取り組みに面白さを感じた理由は、コーヒーという身近なものが途上国に与える影響の大きさが背景にあるわけで、その点で私は本書の術中にまんまとハマったと言えると思います。

ここでは、面白いと感じた取り組みの中で2つだけ取り上げて紹介したいと思います。

タイとコーヒーとSDGs

SDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」とコーヒーの関連性と聞いて、なにか考え付くことはあるでしょうか。

のり太

どうせ、コーヒーの健康成分が~とかいう話でしょ。

と考えていた私は、いい意味で予想を裏切られます。

本書は、タイのコーヒー栽培を例に取り上げます。

1987年に始まった「ドイトゥン開発プロジェクト」はコーヒーの転作などを奨励することで、「貧困に根差した悪循環からの脱却」を図ったものです。

コーヒーに転作することがどうして貧困や健康に影響するのか、と思われるかもしれません。

実は、当時のタイはある重大な問題を抱えていました。

それは、ケシ(アヘン)栽培の横行です。

アヘンはいわゆる麻薬ですが、多くの麻薬がそうであるように、一部の人間によってその流通を支配されていたようです。

生産者にはお金が入らず、生活困窮からアヘンに手を出してしまうという悪循環にありました。

前述の「ドイトゥン開発プロジェクト」は、ケシ(アヘン)の生育環境とコーヒー樹の生育環境が似ていることに目を付け転作を進めることで、アヘンによる健康被害を防ごうというものだったのです。

このプロジェクトは結果的に大成功。

1990年代にはタイにおけるケシ栽培は根絶され、この取り組みはタイ国外でも実践されるようになったそうです。

のり太

まさにコーヒーがSDGsに貢献した好例だと感じました。ほかの国でも応用されているという点も感動しました。

コスタリカとコーヒーとSDGs

コスタリカという国をご存じでしょうか。

熱帯雨林が広がる中米の国なのですが、SDGsでとても注目されている国でもあります。

その昔、コスタリカは国土の75%近くが熱帯雨林で覆われる国でしたが、1940年代以降の畜産業推進により、1987年には熱帯雨林の割合は国土の21%まで減少したそうです。

森林破壊を気にした政府は1996年に、持続可能な土地利用を推進する「生態系サービスへの支払い」と呼ばれる制度を作りました。

のり太

「持続可能な」という言葉はSDGs(持続可能な開発目標)にも使われていますが、20年近く前から着目していたコスタリカ政府はすごいですね!

コスタリカはその具体的な取り組みとして、森林破壊を伴わないコーヒー生産などを行い、なんと2010年には国土に占める熱帯雨林は52%程度まで回復したというからびっくりです。

こうした背景もあり、コスタリカは今では環境先進国と呼ばれるようになりました。

ちなみに、日本でも菅首相の会見で話題になる「カーボンニュートラル」ですが、世界に先駆けて2050年までの達成を掲げたのはコスタリカだそうです。

コーヒーで読み解くSDGsの著者

ここで本書の著者について触れておきます。

本書の著者は、川島良彰氏、池本幸生氏、山下加夏氏の3名です。

この本を面白い読み物としているのは、この3名の著者が全く違うバックグラウンドでありながら、みながコーヒーに対する熱い思いを持っているという点だと私は感じました。

川島氏は大手コーヒー会社で途上国における農園開発に携わった後、日本サステイナブルコーヒー協会を設立。日本におけるコーヒーのSDGsを牽引している立役者です。

池本氏は東京大学東洋文化研究所の教授で、タイの経済発展について調査をする中で、ラオス(タイの隣国)のコーヒーについて研究をすることになった経歴を持っています。

山下氏は国際NGOで気候変動プログラム・ディレクターを務め、途上国とのパートナーシップに強みがあり、コーヒー生産農家の支援などに取り組んでいます。

この手の共同執筆は、章ごとの分担執筆となることが一般的ですが、本書は違います。

3名の先生方が、相談し意見を出し合いながら書き進めたそうで、情報に厚みを感じることができます。

のり太

1人ではなく3人で書いているので、詳しい情報でありながら客観的な視点が保たれていて、それも本書の魅力のひとつです!

まとめ

今回は、「コーヒーで読み解くSDGs」という本について紹介しました。

この本を読む前まで、私は途上国のSDGsについて考える機会がありませんでした。

「誰ひとり取り残さない」が基本理念であるSDGsに途上国の問題を欠かすことはできません。

本書では、途上国のSDGsへの取り組みがたくさん紹介されています。

現代の忙しい毎日において、途上国のことに思いを馳せることはなかなかありませんが、本書はコーヒーをフックに私たちに途上国やSDGsのことを思い出させてくれるようになるはずです。

SDGsに興味がある、SDGsに貢献したいと考えてる人に、自信を持っておすすめできます。

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この記事を書いた人

毎日の生活をもっと楽しく、いきいきと過ごすために日々奮闘しています。取得資格はTOEIC925点、英検準1級、日商簿記2級など。趣味は読書とブログ執筆。当ブログ以外にも2つのサイトを運営しています。

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