【SDGs】東京オリンピックは本当にエコで多様性があるのか?

57年ぶりの東京オリンピックが開幕しました。

新型コロナウイルスの影響で史上初の1年延期、そして無観客という異例尽くめの開催です。

のり太

もともとスポーツを見るのは好きなほうなので、毎日とても楽しく過ごしています。

今回はSDGsブロガーらしく、東京オリンピック「TOKYO 2020」とSDGsの関係について考えていきたいと思います。

目次

東京大会が「SDGsオリンピック」と呼ばれる理由

実は、今回の東京オリンピックは史上初の「SDGsオリンピック」とも呼ばれています。

SDGsが国連で採択されたのは2015年の秋ですから、2016年のリオデジャネイロ大会にSDGsの理念を反映させることは事実上不可能でした。

今回の東京2020大会は、SDGsに貢献すると公式に発表されたはじめてのオリンピックであり、その具体的な内容も紹介されています。

とはいえ、その内容全てを書き記すことは、SDGsをわかりやすく解説するこのブログの趣旨から外れるので、ここでは大きなキーワードを2つ取り上げたいと思います。

東京2020大会とSDGsをつなぐ大きなキーワード、それは「エコ」と「多様性」です。

東京オリンピックのエコな取り組み

オリンピックといえば、メダルが一番の関心事だと思います。

のり太

柔道や体操といったお家芸だけでなく、スケートボードやサーフィンといった新種目でもメダルラッシュが続いていて盛り上がっていますよね!

実は今回のオリンピックメダルは、使われなくなった携帯電話から回収した金属が再利用されています。

オリンピックに必要な金・銀・銅メダルは合計で約5,000個。

5,000個のメダルを作るために全国の自治体やNTTドコモなどの協力を仰ぎ、2017年からの2年間で必要な金属を集めることに成功しました。※厳密には携帯電話だけでなくパソコンなどの小型家電も含みます。

最終的に、金を約32kg、銀を約3,500kg、銅を約2,200kgも回収できたそうです。

これだけでも十分インパクトのあるプロジェクトですが、実は東京オリンピックのエコな取り組みはこれだけではありません。

たとえばメダリストが登壇する表彰台は、一般家庭から出たプラスチックごみや海洋プラスチックごみをリサイクルして作られています。

また、聖火リレーで使われていたトーチも、仮設住宅で使用されたアルミを再利用して作られています。

それから選手村のベッドはフレームが段ボール製。

マットレスはポリエチレン製ですが、大会終了後はプラスチック製品の再利用が決まっているようで、使い捨てにしないように気を配っています。

競技会場、選手村などで使われる電気は全て再生可能エネルギーによってまかなわれています。

東京オリンピックのエコな取り組みまとめ
  • メダル:不要になった携帯電話から金属を回収して再利用
  • 表彰台:プラスチックごみからリサイクル
  • トーチ:東日本大震災の仮設住宅建材からリサイクル
  • 選手村ベッド:段ボール製
  • 競技会場・選手村など:再生可能エネルギーで電力をまかなう

東京オリンピックの多様性に関する取り組み

東京オリンピックは多様性に関する取り組みも多くなされています。

ここでは「ジェンダー平等」「人種差別に対する取り組み」「パラリンピックとの距離感」という3つの観点で見ていきます。

ジェンダー平等

今回の東京大会は出場選手に占める女性の割合が48.8%と過去最高を更新しました。

この背景にはIOCが男女平等を掲げるなかで、混合種目などを増やしたことが要因だと考えられています。

のり太

たしかに、卓球の混合ダブルスや柔道混合団体など新種目が増えた印象がありますね!

ちなみに57年前、1964年の東京オリンピック出場選手に占める女性選手の割合は13.2%だったことを考えると、大きく状況が変化したことがわかります。

また、出場選手の数だけでなく、随所で男女平等を目指した配慮がされていることがうかがえます。

たとえば開会式における旗手は、基本的に男女1名ずつが担当することとされました。

加えて、選手宣誓も男女ペアでの担当でした。

それから、見落としがちな点としては、競技順の変更もあります。

女子決勝を行った後に男子決勝を行うことが通例となっていた協議(ハンドボールやバレーボール)を、男子決勝後に女子決勝を行うようになりました。

のり太

そういえば、スケートボードも男子決勝の翌日が女子決勝でしたね!

こうした取り組みもあり、IOCのバッハ会長も「東京五輪は最もジェンダーバランスが整った大会」と評価しています。

人種差別に対する取り組み

オリンピックといえば、政治や宗教に関する発言が禁止されている印象があると思います。

実際、オリンピック憲章によって、オリンピック参加者は「いかなる種類のデモも、政治的、宗教的、人種的なプロパガンダも、オリンピック会場、競技場、その他の場所では許されない」とされています。

では、人種差別に対する抗議はどうでしょうか。

実は、今回の東京大会から、試合開始前やメディア対応時などに意見の表明(以下の要件を満たすもの)をできるようになりました。

Rule 50.2 Guidelines – Olympic Games Tokyo 2020
  • オリンピズムの基本原則に合致していること
  • 直接的にも間接的にも、人、国、組織および/またはその尊厳を対象としていないこと
  • 妨害的でないこと(例として、他の選手やチームの国歌斉唱や紹介の際に、他の選手やチームの競技への集中や準備を妨げる可能性のある表現、他の選手やチームの紹介やプロトコル自体を物理的に妨害すること(例えば、旗や横断幕を広げるなど)、人や財産に物理的な危害を加えること(またはその危険性を負うこと)などが妨害的な表現とみなされる)
  • 関連する国内オリンピック委員会(NOC)の規則や、関連する国際連盟(IF)の競技規則によって禁止またはその他の制限を受けていないこと

人種差別への抗議は上記条件を満たすと考えられます。

女子サッカー日本対イギリス戦では、日本・イギリス双方のチームが試合開始前に片膝を立てて人種差別への抗議活動をしたことが話題になりました。

パラリンピックとの距離

東京大会の特徴のひとつは、オリンピックとパラリンピックの距離感が近くなった点も挙げられると思います。

日本選手団が開会式などで着用する公式ウェアはオリンピック・パラリンピックで史上初の同じデザインになりました。

オリンピックのサッカー日本代表とパラリンピックのブラインドサッカー日本代表のユニフォームも同じになり話題になりました。

また、オリンピック開会式で、パラリンピック出場予定の土田和歌子選手が聖火リレーをつなぐなど、これまでになくオリンピックとパラリンピックの距離が近づいている印象です。

東京オリンピックの課題~SDGsウォッシュに注意~

SDGsウォッシュという言葉は「SDGsへの貢献が表面的であること」を意味します。

いくら「ジェンダー平等です!」と叫んでも、森喜朗元組織委員会長の女性蔑視発言で説得力は薄れました。

「障害者にも配慮した大会です!」と言っても、小山田氏のいじめ問題と、一時は小山田氏を擁護した組織委員会の対応はちぐはぐです。

大会が開始してからも、ボランティアに配布される予定だったお弁当の大量廃棄問題など、運営管理が杜撰(ずさん)な印象は拭えません。

こうした事例は、日本がまだまだ未熟な社会であることを示しています。

世界各国からも批判を浴びることでしょう。

のり太

批判をひとつひとつ受け止め、どうすればよかったのか、私たちひとりひとりがしっかり考えていくことが大切なのかなと思います。

まとめ

今回はオリンピックとSDGsというテーマでまとめてみました。

私が感じたのは、SDGsに貢献する良い取り組みがたくさんあるのに、うまくアピールできてないという印象でした。

もちろん、簡単に許されることではない問題点や反省すべき点はたくさんあります。

ですが、良い点も悪い点も、次のオリンピックや国際行事に繋がっていくように伝えていくことが一番大切なことだと思います。

SDGsについて書いた記事です!

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この記事を書いた人

毎日の生活をもっと楽しく、いきいきと過ごすために日々奮闘しています。取得資格はTOEIC925点、英検準1級、日商簿記2級など。趣味は読書とブログ執筆。当ブログ以外にも2つのサイトを運営しています。

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