自由研究でSDGsについて調べる必要があるけど何を書けばいいんだろう?
オリジナリティーのあるSDGsをテーマにしたレポート課題を書くにはどうすればいいのかな?
今回は、こんな「SDGsについて独自の情報をまとめる必要がある人」に向けて、SDGsのテーマの選び方を紹介したいと思います。
この記事を書いている私は、これまで当ブログでSDGsに関する記事を20記事以上執筆しています。
個人ブログでありながら大手メディアと並んでSDGs関連キーワードでGoogleやYahoo!の検索上位を取っており、これは単なる情報をまとめただけではない「独自の切り口」が評価されたからだと思います。
今回はSDGsのテーマの設定について惜しみなくご紹介します。
自由研究・レポートで大切なのは「独自の切り口」
自由研究やレポートで一番大切なのはなんでしょうか。
情報収集能力でしょうか?それとも文章力?
どちらも、違います。
自由研究やレポートで大事なのは、「独自の切り口」。
つまり、そのことを調べようと思った動機であり、その研究を自分がする意味です。
オリジナリティーがない研究ほど退屈なものはありません。
たとえば「夏休み中の日本全国の天気まとめ」という自由研究があったとして、読みたいと思うでしょうか。
いくら丁寧に調べてあっても、美しい文章で書かれていても、多くの人は興味を示さないと思います。
なぜなら、このテーマはただのデータであり、誰でもインターネットなどで簡単に調べることができるからです。
一方、同じようなデータを扱っていたとしても「大阪の天気を見て東京の天気を予想することはできるのか?」という自由研究ならどうでしょうか。
これなら気になりますよね。
2つのテーマの差は、「独自の切り口」の有無です。
SDGsをテーマにするときも同じです。
- SDGsがつくられた経緯
- SDGs17の目標まとめ
- SDGsを推進している企業の取組
上記のようなテーマでレポートを書いたとしても、何も面白くありません。
繰り返しですが、大切なのは「独自の切り口」です。
この前提を理解してもらったうえで、SDGsを研究する際のテーマの見つけ方をお伝えします。
独自の切り口の見つけ方
SDGsと聞くと環境問題や気候変動問題のイメージが強いと思いますが、貧困・格差・働き方など目標は多種多様です。
これはつまり、世の中のほとんどのことをSDGsに結び付けて考えることができることを意味します。
自分の興味・関心事があれば、それとSDGsを関連させれば立派な研究テーマになります。
ここからは、私が当ブログ内で執筆した記事を例に、テーマの探し方のヒントをお伝えします。
時事ニュースとSDGs
「今回のオリンピックは、開会式の旗手は男女1名ずつとなります」
「入場行進で使われるプラカードは、100%リサイクル素材です」
東京オリンピックの開会式での実況アナウンサーの発言です。
これを聞いて、私はこんな風に考えました。
男女1名ずつ、というのは男女平等の観点かな?
再利用素材をアピールするのは環境問題を意識しているのかな?
こう思った私は、東京オリンピックとSDGsの関係性を調べることにしました。
すると、東京オリンピックは公式にSDGsへの貢献を表明していることがわかりました。
詳細は下記の記事を参照していただきたいのですが、東京オリンピックが人権問題や環境問題の解決に取り組んでいることがわかります。
企業とSDGs
私たちの生活は、さまざまなモノやサービスで成り立っており、そのほとんどは民間企業が商品として売り出しているものです。
実はいま、企業もSDGsに積極的に取り組んでいます。
このあいだ炭酸水をケース買いしたのですが、ラベルレスボトルになっていて驚きました。
パッケージをはがす必要ないというのは消費者の手間を省くだけでなく、環境面にも良い効果をもたらします。
調べてみると、ラベルレスボトルはやはりSDGsへの取り組みの一環ということでした。
そのことについて書いたのが以下の記事です。
そこから、「競合の企業もSDGsに取り組んでいるのかな?」と考え、調べたのが以下の記事です。
結論からいえば、どの企業もSDGsに取り組んでいたのですが、その方法はさまざまでとても勉強になりました。
自治体のSDGsを調べてみる
自分の住んでいる自治体のSDGsへの取り組みを調べるというのもひとつの手です。
日本政府がSDGsを推進しているので、地方行政機関もSDGsをどんどん進んできています。
なかには福井県鯖江市のように、SDGs推進室をつくって広くアピールしている自治体もあります。
SDGsを実践してみる
最後にご紹介するのが、「SDGsに繋がる活動を実践してみる」という方法です。
たとえば「エコバッグで買い物をする」というのは、ビニール袋の削減につながる立派なSDGsへの貢献活動です。
しかし、それだけでは研究内容としては弱いので、もう一歩工夫してみましょう。
たとえば…
- ビニール袋とエコバッグの環境への負担を比較する
- 日常的にエコバッグを使っているかインタビューする
- エコバッグ以外にビニール袋を減らす方法がないか考える
このように実践内容+より発展させる方法を盛り込めば、オリジナリティーの高い研究内容になるはずです。
まとめ
今回は、自由研究やレポートでSDGsをテーマにするときのヒントになればと思い記事を書きました。
大事なのは、自分の興味あることとSDGsを結びつけるという意識です。
この記事ではそのヒントとして以下4つを具体例として挙げました。
- 時事ニュースと結び付ける
- 企業のSDGsを調べてみる
- 自治体のSDGsを調べてみる
- 個人でできるSDGsを実践してみる
SDGsはこれからますます注目されていくと思います。
今のうちから、「これってSDGsかな?」「どうすればSDGsに貢献できるかな?」と考えながら行動することが大切です。
この記事をきっかけにSDGsに興味を持つ人が増えれば幸いです。
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