SDGsって言葉をよく聞くけど、一体なんなのかよくわからない。
SDGsがどうしてこんなに重要視されるのか理解できない。
職場でSDGsを推進することになったけど、何をすればいいかよくわからない。
今回は、SDGsの内容に疑問を持っていた私が、SDGsの大切さを知るのに役立った本を紹介したいと思います。
私自身、職場がSDGs推進を標榜するまで、SDGsが何なのかよく理解できていませんでした。
でも今なら、なぜSDGsが大切なのか、どのように関わっていくのかがわかります。
この記事では、SDGsの目標ひとつひとつを詳細に解説するような本は取り上げていません。
なぜSDGsが大切なのかを理解するのに役立った本のみを紹介していますので、その辺はご了承ください。
SDGs表現論
本書『SDGs表現論』は、私がこのブログを立ち上げようと思ったきっかけになった本です。
私自身、SDGsに対してまだ大した知識はありません。
それでもSDGsを自分の生き方の道しるべのひとつにしたい。
そして自分の考えを発信することで、その影響の輪を広げたい。
そんな風に考えさせてくれる一冊でした。
この本は、SDGsの具体的な中身についてはほぼ書かれていません。
SDGsに対して個人がどのように向き合っていくかという考え方が書かれています。
本書ではそれを「ジブンゴト」と表現しています。
SDGsで掲げられる目標は、荒唐無稽な夢物語に思えるかもしれません。
あるいは、自分の生活とは関係のない遠い世界の話のように思えるかもしれません。
しかし、SDGsは個人が主役となることを期待しています。
ひとりひとりがSDGsに関心を持ち、全人類の共通の目標と認識すれば、大きなイノベーションにつながる可能性が高まるから。
SDGsにどう向き合っていけばいいのかわからない、そんな人におすすめの一冊です。
SDGs(持続可能な開発目標)
続いて紹介する本書『SDGs(持続可能な開発目標)』は、SDGsの概要を学ぶことができる一冊です。
- SDGsとは何なのか
- SDGsが達成される未来
- 企業・自治体・個人がどのようにSDGsに向き合うべきか
こういった基本的な内容が、過不足なく紹介されている印象です。
本書の中で私が印象に残っているのは、著者が自宅「SDGsハウス」を建設したときのエピソードです。
SDGsを念頭に置いた家づくりをしようとした著者が、SDGsの難しさを思い知らされたというものです。
たとえば、
- 環境に良い建材を使用すると経済的負担がかかる
- 外部からの安全性を高めようと高い塀を設ければ、地域社会との分断が深まるかもしれない
といった、トレード・オフのような関係があるとき、どう選ぶのがよいのでしょうか。
もちろんズバリの正解なんてないと思います。
ただ、SDGsを勉強していれば、世界の問題がいろいろなところで密接にかかわっていることに気付けるかもしれないのです。
本書はそういった意味で、SDGsのあり方や世界の見方を変えてくれる一冊になるかもしれません。
SDGs-危機の時代の羅針盤
最後にご紹介する本書『SDGs -危機の時代の羅針盤』は、SDGsの基本的な成り立ちを紹介した本です。
この本はその中でも特に、SDGsが生まれるまでの経緯について詳しく紹介されています。
SDGsはMDGs(ミレニアム開発目標)の発展版だとよく言われますが、成立までの経緯は大きく異なります。
それまでのMDGsというのは、先進国が設定した発展途上国向けの目標であったため、各国での温度感に差がありました。
勝手に決められた目標にやる気が起きないのは、火を見るよりも明らかですからね…
一方、SDGsは世界各国が本気の議論を交えて、一丸となって達成すべきとコンセンサス(同意)の取れた目標です。
すごいことだと思いませんか。
SDGsは、先進国も、発展途上国も、小国も、大国も、利害関係国も多くある中で成立したのだから。
本書では、成立までの各国の熱い議論模様が詳細に語られています。
それを読めば、SDGsが成立したのは奇跡のようなものだと感じるはずです。
各国の思いが詰まったSDGsは世界平和のためにも、全人類で取り組まなければいけないと強く感じると思います。
まとめ
今回は、私がSDGsを勉強し、実践するにあたって役に立ったと思う本を紹介しました。
正直、まだまだ私の知識は十分とは言えません。
しかし、本記事の執筆というアウトプット行為も、SDGsへの理解を深めてくれたと感じました。
SDGsは、知れば知るほどもっと関わっていかなければ、と感じさせてくれます。
難しいゴールに思えるかもしれません。
でも、その難しいゴールに向けて一生懸命に頑張っていきたいし、頑張る人を応援したいと思います。
SDGsについて書いた記事です!
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