カーボンフットプリントとは?フードマイレージやSDGsとの関連についても紹介します!

SDGsについて日々勉強をしている私ですが、先日「カーボンフットプリント」という言葉を知りました。

意味としては、商品やサービスの調達から廃棄までに要する温室効果ガスの量を表示することで、CFP(Carbon Footprint of Products)とも呼ばれるそうです。

ちなみに直訳すると「炭素の足跡」です!

この言葉を知ったとき、私は「フードマイレージ」という言葉を思い出しました。

そこで今回は、カーボンフットプリントについて、フードマイレージとの違いやSDGsとの関係性について触れながら解説していきたいと思います。

目次

カーボンフットプリントとは?

環境省によると、カーボンフットプリントの意味は「製品のライフサイクル全体で排出された温室効果ガス排出量を合算し、それをCO2排出量に換算して表示したもの」とされています。

ちょっとわかりづらいので、りんごジュースを例に、カーボンフットプリントについて考えてみましょう。

まず、製品をつくるためには原材料が必要です。

今回の場合、容器を製造または調達することと、りんごを栽培または調達する必要があります。

容器を作るには工場が必要ですし、りんごを運ぶのにはトラックが必要となり温室効果ガスが発生します。

つぎに、集まったりんごを絞り、容器につめていく工程があります。

現代であれば工場で作られるのが普通でしょうから、ここでも電気の使用=温室効果ガスが発生します。

つづいて、できあがった商品を、お店や自動販売機で販売をする必要があります。

運ぶのにはトラックなどが必要ですし、並べたあとも冷蔵しておく必要があるので温室効果ガスが発生します。

それを買った消費者はどうでしょうか。

すぐ飲めば関係ありませんが、家に帰って冷蔵庫に入れて保管をしていたならここでも温室効果ガスが発生します。

飲み終わったら終わりというわけではありません。

日本ではペットボトルなど容器のリサイクル率が高いため、飲んだら分別をして捨てるのが一般的だと思いますが、それでも回収してリサイクル施設まで持っていくトラック、そしてリサイクル工場でも温室効果ガスが発生します。

こうして、りんごジュース1本であったとしても、さまざまなところで温室効果ガスが発生することがわかります。

そして、この温室効果ガスの発生を記録して可視化しようというのがカーボンフットプリントです。

フードマイレージや地産地消との違いは?

私が小学生だった20年ほど前は、「フードマイレージ」という言葉が流行っていました。

フードマイレージは、商品の輸送にかかる温室効果ガスの発生量などを可視化したものです。

カーボンフットプリントと似たところもありますが、フードマイレージは輸送に関してしか考えていません。

さきほどの図でいうと、フードマイレージは輸送の部分しか捉えていないのです。

フードマイレージの理論に基づく「地産地消」の推奨は、わかりやすいものです。

しかし、フードマイレージだけを頼りにすると見誤ることがあります。

世界的に有名な科学誌「サイエンス」に2018年に掲載された論文では、食料の輸送に起因する温室効果ガスの排出量は、ほとんどの食料において10%以下だったそうです。

この論文は、「地元の食材を食べるかより、何を食べるかのほうがずっと大切だ」としており、もし私たちが普段食べている牛肉や乳製品を、週に1度、同カロリーの鶏肉や卵、大豆などに変えるだけで、食べ物すべてを地元産のものにするより温室効果ガスの発生を抑えられるとしています。

このことからわかるように、温室効果ガスの発生量はフードマイレージでは捉えきれず、その弱点を補うために作られた指標がカーボンフットプリントといえます。

カーボンフットプリントの算出方法と弱点

以上を見ると、カーボンフットプリントはとても良い指標のように思えます。

しかし、弱点がないわけではありません。

それはカーボンフットプリントは計算方法が難しいということです。

フードマイレージであれば、商品の重さや体積、距離と輸送手段がわかれば算出はそこまで難しくありません。

一方でカーボンフットプリントは、原材料の調達から廃棄まで全ての工程において排出される温室効果ガスを測定する必要があり、その計算は容易ではないと想像できます。

 

下請け企業から消費者に渡った後まで計算なんてできないよ…

日本では現在、「エコリーフ環境ラベルプログラム」という団体が、カーボンフットプリントの考えを引き継いだ「エコリーフ」商品の認定制度を作っています。

しかし2021年6月現在、登録されているのは日本全体で257の商品だけです。

世の中には、数えきれないほどの商品やサービスがあるとまだまだ道半ばといえると思います。

のり太

計算が難しいと、多くの人に理解してもらうのも難しくなるのも課題です

SDGsにどうかかわる?

カーボンフットプリントは、SDGsの目標13「気候変動に具体的な対策を」と対応してくる考え方です。

とはいえ、それぞれの工程で発生する温室効果ガスへの対処法は、別のSDGsとも関わってきます。

たとえば工場での温室効果ガス排出であれば目標7「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」や目標12「つくる責任 つかう責任」が該当することもあるでしょう。

原材料に関してであれば目標14「海の豊かさを守ろう」や目標15「陸の豊かさも守ろう」も関係してきそうです。

カーボンフットプリントという考え方を意識するだけで、たくさんのSDGsを考えることになるので、これからSDGsをもっと知りたい・実践したいという人にはとても良い指標だと思います。

のり太

SDGsの指標としてのカーボンフットプリントにも注目です!

SDGsについて書いた記事です!

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この記事を書いた人

毎日の生活をもっと楽しく、いきいきと過ごすために日々奮闘しています。取得資格はTOEIC925点、英検準1級、日商簿記2級など。趣味は読書とブログ執筆。当ブログ以外にも2つのサイトを運営しています。

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