SDGsに興味があるけど、何をしたらいいんだろう?
最近、ニュースなどでSDGsという言葉を聞く機会が増えたように感じます。
SDGsは「持続可能な開発目標」と訳されるもので、たとえば「貧困をなくそう」や「海の豊かさを守ろう」といった17の目標です。
SDGsは目標であって、達成のための方法については一切触れられていません。
方法が示されていないのがSDGsの良い面でもあるのですが、そのせいで「何をしたらよいかわからない」と感じる人も多いと思います。
そこで今回は、個人で取り組めるSDGsを、私のしている具体例を交えて紹介していきます。
この記事を読めば、「そんな簡単なことでSDGsに貢献できるの!?」と感じてもらえると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
エコバッグを持ち歩く
定番中の定番とも言えますが、エコバッグを使うことでSDGsに貢献できます。
レジ袋はプラスチックで作られており、プラスチックは製造過程・廃棄において環境破壊を引き起こしています。
工場の稼働によりエネルギーを消費している(=温室効果ガスを排出する)ので、もしレジ袋の製造量を減らすことができればSDGs目標13「気候変動に具体的な対策を」に貢献できます。
また、プラスチック全般の廃棄において、河川から海へ流れ出ることによる海洋汚染が近年話題になっています。
レジ袋が減れば海洋汚染問題にも対応できるので、これはSDGs目標14「海の豊かさを守ろう」に貢献できます。
ちなみに私はエコバッグならぬエコリュックを使用しています。
両肩で支えるおかげで体への負担が減るのでおすすめです。
エコバッグとSDGsについてもっと知りたい人向けの記事はこちら
レジ袋に関するよくある質問
マイボトルを持ち歩く
こちらも定番中の定番ですが、外出時に水筒を持ち歩くことでSDGsに貢献ができます。
飲料水といえばペットボトルでの販売が主流ですが、ペットボトルもプラスチックからできており、環境負荷が高いです。
水筒も製造や洗浄といった環境負荷はありますが、マイボトルを12回使用すればペットボトルで飲み続けるよりエコになるそうです。
最近は水筒を持ち歩くと、無印良品の給水サービスを受けられたり、カフェで割引になったりといったサービスも充実しているので、エコなだけでなくお得にもなるのでおすすめです。
ペットボトルをやめて水筒を持ち歩くことで貢献できるSDGsは以下の2つが考えられます。
- 目標12「つくる責任 つかう責任」
- 目標14「海の豊かさを守ろう」
ちなみに私は、保温・保冷力が高く、パーツが少なくて洗いやすい「象印ステンレスマグ」を愛用しています!
マイボトルとSDGsについてもっと知りたい人向けの記事はこちら
バスタオルを使わない
私が今までしてきたSDGs取り組みの中でも特におすすめなのがバスタオルを使わないことです。
バスタオルの代わりに、フェイスタオル(またはスポーツタオルなど)を使ってみるというお手軽な取り組みです。
バスタオルはその大きさからわかるように、製造時に多くの素材を使用している上、洗濯時の水や洗剤の量にも影響を与えます。
バスタオルを小さいタオルに置き換えることで、以下のSDGsに貢献できます。
- 目標14「海の豊かさを守ろう」→洗剤減や節水による効果
- 目標15「陸の豊かさも守ろう」→コットン消費減
でもフェイスタオルで全身を拭けるの?と思われるかもしれませんが、私は自信を持って「大丈夫です」と答えられます。
というのも、わが家では大柄な私(180cm)も、長髪のわた子ちゃんも、フェイスタオルで問題なく過ごせているからです。
ちなみにタオルは今治タオルがオススメです!
フェイスタオルとSDGsについてもっと知りたい人向けの記事はこちら
シャンプーバーを使う
「シャンプーバー」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
シャンプーバーとは「固形のシャンプー」で、最近じわじわと注目を集めています。
固形であることは、実は計り知れないメリットを抱えています。
まず、固形なので容器が必要ありません。
容器はプラスチックで作られているのが一般的なので、容器がない=海洋汚染を防ぐことに繋がり、SDGs目標14「海の豊かさを守ろう」に貢献します。
それから、成分を凝縮することで作られているので、同じ成分量のシャンプーより体積が減り、輸送コストが下がります。
飛行機にせよ、船にせよ、トラックにせよ、少なからず排気ガスを出しているので、排気ガス抑制に繋がり、SDGs目標13「気候変動に具体的な対策を」に貢献します。
また、シャンプーバーを製造しているメーカーとして有名なLUSH(ラッシュ)は、原材料の調達などに「エシカルバイイング」という概念を取り入れています。
エシカルバイイングとは日本語に訳すと「倫理的な調達」で、たとえば児童労働や不法労働で得られた原材料を使わないなど、SDGs目標1「貧困をなくそう」に貢献する取り組みです。
シャンプーバーとSDGsについてもっと知りたい人向けの記事はこちら
足湯桶を使ってみる
個人的におすすめなお手軽SDGsが足湯です。
私は末端冷え性で、その解消のために足湯桶を買ったのですが、結果的に冷え性の解決だけでなく、節水をすることにも成功しました。
冷え性の方ならわかると思うのですが、私は髪や体を洗うとき、寒さをしのぐためシャワーを出しっ放しにする癖がありました。
しかし、足湯桶を購入してからは、冷えを感じることがなくなりました。
使い方は簡単で、シャワーを浴び始める前に足湯桶にお湯をためておくだけ。
冷え性の改善はSDGs目標3「すべての人に健康と福祉を」に貢献しますし、節水は目標6「安全な水とトイレを世界中に」に貢献するものです。
なお、普通の桶だと足が入りきらないことがあるので、足湯専用桶を持っていると便利です。
もしあなたが冷え性持ちなら、使わない手はないです!
足湯とSDGsについてもっと知りたい人向けの記事はこちら
まとめ
今回は、個人で簡単に取り組めるSDGsについて私の事例を取り上げてみました。
こじつけに感じられるものもあるかもしれませんが、大切なのは「SDGsに貢献している」という意識だと私は考えています。
日々の生活の中で、どうしたらSDGsに貢献できるかな?と考える癖をつければ、SDGsはもっと身近なものになっていくはずです。
大きくなくていい。立派じゃなくていい。
SDGs達成のための小さな一歩を今日から踏み始めてみませんか?
SDGsについて書いた記事です!
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