地方移住に興味あるけど、地方って車が必須なんでしょ?
地方=車社会というのは、日本全国どこでも通用する認識のひとつかもしれません。
近所に住んでいる人の話を聞くと、大人1人に車1台あるのが普通ですし、コンビニの駐車場がコンビニそのもののスペースの何倍もあるとか、確かに車が根差して社会であるのは間違いないです。
しかし、地方だからといって車が必須なわけではありません。
今回は、車なしで地方移住をして2年経つ私がその経験をお伝えしたいと思います。
地方でも都市部で暮らせば車は必要ない
私が住む長崎県諫早市は、人口13万5千人の中規模都市。関東で言えば、青梅市や海老名市と似た規模です。
その中でも市役所や駅や商店街が徒歩圏内の立地で車なしの生活を送っています。
ご近所さんや職場の人に車を持っていないというと驚かれますが、問題なく生活できています。
結局のところ、「地方=車なしで生活できない」は思い込みなんじゃないかな、と思うのです。
とはいえ、子どもがいると状況は違うかもしれません。あくまで大人2人の生活です。
想像している田舎暮らしとは違うかも?
そんなわけで、車を持たない地方移住をして2年が経ちました。
今の生活には、おおむね満足しているのですが、時折思うことは、車のない生活ってあんまり「田舎暮らし」っぽくないなぁということ。
新聞やテレビ、ウェブメディアなんかで取り上げられる「地方移住」「田舎暮らし」という言葉で表現される生活は、自然豊かな場所で、自分で農業をしているイメージがあると思います。
しかし、それは地方の中でも地方に移住した場合であって、私のように地方の中核都市へ移住するのとはわけが違うと感じています。
そうはいっても、大都会(東京や大阪)と比べれば人は少なく自然は多いので、地方都市での生活は、都会過ぎず田舎過ぎずといった感じでしょうか。
自然でサバイバルがしたい!自分で農業をしながら古民家カフェを開きたいんだ!みたいな野心あふれるタイプでないのであれば、この地方都市の暮らしも、悪くない選択肢だと私は思います。
田舎暮らし、とは違いますけど。
どうしても車が必要なときの解決策
普段は車を使わないと言っても、本当に必要なときもあると思うんだけど…
そんなときはカーシェアを使いましょう!
どうしても車を使わないといけない場面というのも、発生します。我が家でもありました。
あれは忘れもしない、引っ越してきて生活に慣れ始めて数か月経ったある初夏の日のことでした。
トイレの水位がいつもと違うなと感じがしながらも、気にせず用を足しました。
レバーを回したその直後、悲劇が起こります。
あ、トイレが逆流してる!!
そう、詰まったのです。
トイレのすっぽん(ラバーカップ)が必要だと思ったのですが、わが家にはありません。
近くで売ってそうなお店も見つからない。頼めば翌日に届けてくれるAmazonさんも、このときばかりは役に立ちません。
そこで私は、車でホームセンターに向かうことを決めました。
このとき私が利用したのが「タイムズカーシェア」というカーシェアリングサービスです。
事前登録が必要ですが、会員になっておけば、いつでも好きな時間に15分220円(税込)で車を借りることができます。
カーシェアを借り、無事にホームセンターでラバーカップを購入した私は、わが家の第一次トイレ危機を乗り切ることに成功したわけです。
本気なのか冗談なのかよくわからないたとえになってしまいましたが、もしどうしても車を使いたいときは、カーシェアという選択肢があるということが伝われば幸いです。
カーシェアの魅力は別の記事にもまとめているのでぜひ参考にしてみてください。
まとめ
今回は、地方移住に車が必要なのか、というテーマで記事を書きました。
結論から言えば、地方「都市」であれば、車がなくても生活することは可能であるというものです。
もちろん、ないよりはあったほうが便利なのは間違いありませんが、車は安い買い物ではないはずです。
「みんな持ってるから」といった理由ではなく、自分にとって本当に必要なものかどうか、よく検討してみてください。
最後にご紹介したように、最近はカーシェアのような便利なサービスも出てきています。
いろいろな選択肢を視野に入れて、よく考えて自分の生活を組み立てることが大切なことだと私は思います。
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