【企業のSDGs】ラッシュ(LUSH)の取り組みが本気すぎる件

企業のSDGs取組について紹介するシリーズ。

今回は、「バスボム」など個性的な商品をたくさん持つコスメ企業「ラッシュ(LUSH)」を紹介したいと思います。

ちなみに我が家ではラッシュの「シャンプーバー」という製品を使っています。

シャンプーバーについてのレビュー記事は別に書いているので、よければそちらも読んでください。

目次

ラッシュの取り組みをSDGs目標別に対応させてみた

ラッシュは、SDGsに貢献するような取り組みをたくさんしています。

しかし、のちほど詳しく説明しますが、ラッシュは自社の取り組みをSDGsと対応させていません。

そこでここでは、私の独断で、SDGsの目標別にラッシュの取り組みを取り上げてみました。

のり太

ここで紹介していること以外にも本当にたくさんの活動をしているので、ぜひホームページもご覧ください!

(参考サイト)
https://jn.lush.com/article/we-care-for-the-earth

目標8「働きがいも経済成長も」

まず私が注目したのはラッシュの従業員の意識の高さです。

みなさまは、ラッシュの店舗で買い物をしたことがありますでしょうか。

もしあるなら、店員さんたちの愛社精神というか、ブランド愛の強さに驚いたことがあるはずです。

このブランド愛は、徹底した社員教育によってつくり上げられたものです。

ラッシュの共同創立者マーク・コンスタンティンは、ラッシュで働くスタッフについて、このように述べています。

ブランドとは、そこに集う人によってつくられるものです。
私は、私たちがスタッフを見つけたのではなく、スタッフの皆さんが私たちを見出してくれたのだと思っています。(中略)私たちは、一度ラッシュに招き入れたら、そのスタッフがどうすれば一番イキイキと活躍できるかを徹底的に考えるのです。

ラッシュ公式HP より(略および太字は引用者)
のり太

スタッフがイキイキと働けるように配慮されてるのは素晴らしいです!

そしてこの理念を反映するように、社員教育や福利厚生を整えています。

その代表格といえるのが従業員互助信託です。

ラッシュは株式を公開していない企業なのですが、従業員互助信託(従業員の組合のようなもの)が株式全体の10%を所有し、経営上の重要決定事項の議論に社員が正式に参加できるようになっているのです。

しかもこの互助信託は、ラッシュの社員登録が済んだ時点でメンバー入りし、意見や投票権を得るそうです。

ひとりひとりが働き方や会社の未来を本気で考えるきっかけになっている従業員互助信託はSDGs目標8「働きがいも経済成長も」に合致するものだと考えられます。

目標12「つくる責任 つかう責任」

次に私が注目したのは、原材料の調達に関するポリシーです。

ラッシュは「エシカルバイイングポリシー」を掲げています。

エシカル(ethical)とは倫理的、バイイング(buying)は購入・調達、ポリシー(policy)は方針・政策です。

つまり、「倫理的配慮をした調達方針」を心がけているということです。

具体的には、以下の点に気を付けているようです。

労働者の権利-労働組合、団体交渉、衛生と安全、離職の自由、公平な賃金、労働時間、差別および児童労働を許していないこと。
環境-オーガニック栽培、持続可能性、絶滅危惧種の保護、生産過程における土壌および水の汚染の防止、原材料加工に利用する資源、遺伝子組み換え作物を使用していないこと。
動物保護-原材料の安全性テストに動物を利用していないこと。 ベジタリアンでも安心して使える原材料のみを採用すること。
輸送-原材料が輸送される距離、空輸を最小限に抑えること、最小限のパッケージ素材を使用すること。

ラッシュ公式HP より
のり太

動物実験に反対しているのは聞いたことあったけど、こんなにいろいろ取り組んでたのか!

もちろん、児童労働や、少数民族の劣悪な労働環境問題などとも無縁です。

しかも、バイイングチーム(調達班)は、原材料の仕入れ先について、その現状を定期的にレポートすることになっており、常に最新の情報が共有される仕組みになっています。

契約時の環境は良かったけど、契約後は滅茶苦茶…ってことにならないよう気をつけているのは好感が持てますね。

目標14「海の豊かさを守ろう」

エシカルバイイングポリシーによって調達された原材料を使っているからといって、私たち消費者に届けられる商品が環境に悪い商品では意味がありません。

しかし、ラッシュは商品やその包装資材にも、どこよりも気をつかっています。

私が実際に使っている「シャンプーバー」や、入浴剤の「バスボム」はその典型例で、これらの製品にはパッケージ包装がありません。

容器レス・ラベルレスの商品をラッシュでは「ネイキッド」と呼んでおり、2016年に販売を開始しています。

こうした「ネイキッド」商品は、プラスチックを使用しないので、海洋汚染問題の解決への糸口に繋がります。

のり太

ちなみに、一般的に商品の製造コストの40~50%が容器代だと言われているので、同じ値段の商品の場合、容器レス商品のほうが品質が高いと考えられ、ユーザーとしても嬉しいことです!

目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」

社員の意識が高くて、仕入調達にも気をつかっていて、環境に配慮した商品を作っている…

これだけでも素晴らしいですが、それだけではありません。

ラッシュはこうした取り組みの輪を広げる努力をしています。

たとえば「#パッケージなんていらない」という運動では、私たちひとりひとりに過剰包装について考えてもらうためのハッシュタグ(SNSでシェアをしてもらうための仕組み)をアピールしました。

それから、ユニークな商品として『タートルジェリーボム』というものがあります。

この商品は、ウミガメの形をしたバスボム(入浴剤)なのですが、溶けると中から白い寒天が出てくるようになっています。

中から出てくる白い寒天は、ウミガメが食べてしまったプラスチックを表していて、環境問題について考えるきっかけを与えてくれます。

企業が主体となって、みんなで問題解決を図ろうとする姿勢はまさに、SDGs目標17「パートナーシップで目標を達成しよう」であると考えられます。

まとめ:ラッシュのすごいところ

さて話を少し戻します。

これだけSDGsに貢献する取り組みをしているラッシュですが、自社の取り組みをSDGsに対応させることはしていません。

その理由は、ラッシュはSDGsが出るよりずっと前から取り組みを続けていたからです。

リサイクルや環境問題に関するwebメディア「ecotopia」さんがラッシュにインタビューをした記事で、ラッシュの担当者はこう語っています。

私はアースケアの部署に異動するまで、SDGsという言葉を知りませんでした。異動したのは2017年のことで、そのときに初めてSDGsの存在を知りました。
なので、ラッシュ全体でSDGsを意識した、ということはなかったと思います。他の企業であれば、SDGsのターゲットに従って目標を設定すると思います。しかし、ラッシュでは今まで通りの理念を元にして行動をすれば、結果的にSDGsと結びつくことになります。なので、今のSDGsを意識して商品を作る、ということもありません。

リサイクルや環境問題に関するwebメディア「ecotopia」より引用 太字は引用者

サラッと言ってますが、これはかなりすごいことです。

本記事執筆の2021年は、SDGsが発表されて5年以上経っていますが、それでも「これからSDGsに取り組むぞ」という企業が多い中で、SDGs発表の何年も前からラッシュはSDGsに取り組んでいたも同義なのです。

つまり、時代がようやくラッシュに追いついた、というわけです。

それだけ前から本気で取り組んできたからこそ、今また改めて注目をされているのだと思います。

取ってつけたようにSDGsに取り組んだのではなく、ずっと昔から一貫した理念・ストーリーがあるわけです。

のり太

SDGsを直接的に掲げていないラッシュですが、これからも大注目の企業であることは間違いないと思います!

SDGsについて書いた記事です!

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この記事を書いた人

毎日の生活をもっと楽しく、いきいきと過ごすために日々奮闘しています。取得資格はTOEIC925点、英検準1級、日商簿記2級など。趣味は読書とブログ執筆。当ブログ以外にも2つのサイトを運営しています。

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