東大生クイズ王がオススメする「自分にあった勉強法」の見つけ方

 

自分の勉強法は正しいのかな…?

 

もっと効率の良い勉強法ってないのかな?

誰だって「せっかく勉強するなら効率の良い勉強をしたい」と思いますよね。

今でこそTOEIC925点や簿記2級といった難関資格を取得していますが、私はもともと怠け者。

いつも「どうやったらなるべく勉強しないで済むかなぁ」と考えていました。

今回は、そんな私を変えてくれるきっかけになったオススメの本『勉強大全』を紹介したいと思います。

本書の著者、伊沢拓司さんはTV番組『東大王』や、人気YouTubeチャンネル『QuizKnock』などで幅広く活躍しているクイズプレイヤーです。

のり

日本トップクラスの頭脳を持つ彼だからこその内容が盛りだくさんで、どの学力レベルの人でもおすすめできる一冊です!

目次

勉強の秘訣は試行錯誤&分析

本書は『勉強大全』という名前ですが、具体的な勉強法についての記載は多くありません。

では主に何が書かれているかというと自分に合った勉強法を探すための心構えや考え方です。

特に勉強の本質は試行錯誤分析であることが繰り返し書かれています。

試行錯誤と分析とはどういうことか、詳しく見ていきます。

試行錯誤

自分に合った勉強法を自分で見つけ出すというのは、非常に難しいことです。

 

○○って参考書がいいらしいよ!

このようなアドバイスを、内容を吟味せずに試していたりすることはないでしょうか。

もちろん、それがプラスに作用することもあるとは思いますが、もらったアドバイスをそのまま流用するやり方ではいつか頭打ちとなるでしょう。

本書では、常に「もっと良いやり方はないかな」と試行錯誤することが大事だと書かれています。

「結果を最大化しようと考え続けること」こそが「全力」なのです。

『勉強大全』p.56

そして試行錯誤の具体的なテクニックが多く紹介されています。

その中でも私が特に参考になったと感じたのは「信じる→疑う→信じる」というプロセス。

これは以下のステップで勉強法を固めていくという手法です。

  1. 信じる まずは、気になる参考書や勉強法を信じてやってみる。
  2. 疑う  しばらくやってみて、効果的だったか検証する。
  3. 信じる ②の「疑う」を乗り越えたうえで、有効だと思った手法を信じて進める。

特に②疑う のステップは、

  • 自分の目標に対してしっかりとコミットしたものであるか
  • 今までの勉強法より効果的か

といったあたりを意識しながら振り返れるとより効果的かなと思います。

分析

本書では、「自分自身による客観的な分析」が大切だと書かれています。

一番信頼できるのは「自分自身による客観的な分析」なのです。

『勉強大全』p.135

本書では、以下2つを見失っていないか点検することが、目標到達のために絶対に必要なカギと位置付けています。

  • 目標までの方向性
  • 目標までの努力量

勉強に限らず、日常生活でもよく「目標は期限を定め、具体的に!」と言われますが、それは上記のような「分析」をするために必要な要素だからですよね。

期限や内容が具体的に決まっているからこそ、目標までの距離感や方向性、現在の努力量がその目標に見合ったものか「分析」できると言えます。

また、本書内には「分析」の手段としての模試や過去問の活用方法も書かれています。

今までそういった視点で物事を考えたことがなかった人は、最初のとっかかりとして役に立つ内容となっています。

自分なりのカスタマイズが必要

『勉強大全』は、勉強法をまとめた百科事典みたいな構成ではありません。

それは、自分に合った勉強法は自分にしかわからない、と筆者が考えているからです。

置かれた状況もその時の学力も人によって全然違うのに、同じ方法でまるっと解決!というのは無理があるように思うのです。

『勉強大全』p.25 まえがき より

その代わり、本書では「自分に合った勉強法の探し方」を丁寧に解説してくれます。

「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えよ」とは中国の有名なことわざですが、本書のスタンスも同じです。

のり

そのときだけ使える「知識」ではなく、一生使える「考え方」が学べるというわけです!

まとめ

勉強ができないからって、バカなわけではありません。勉強ができないというのは、単にやっていないか、やり方が自分のとって正しくないかのどちらか。

『勉強大全』p.33

さて、今回は東大生クイズ王の伊沢拓司さんの著書『勉強大全』について記事を書きました。

東大生は天才、頭がきれる、なんでも知っている、要領がいい、こんな印象があるかと思います。

たしかにそういう側面もありますが、彼らも同じ人間です。

たとえば、本書著者の伊沢拓司さんの運営する 『QuizKnock』YouTubeチャンネルにはクイズ好きな東大生がたくさんでてきますが、出演者は「好きなこと」に熱中している普通の青年だということがよくわかります。

人間は、熱中できるものに対して驚異的な集中力を発揮します。

本書『勉強大全』は、勉強に「熱中」したい人、すべてにオススメできる本です。

ぜひ興味ある方は読んでみてくださいね。

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この記事を書いた人

毎日の生活をもっと楽しく、いきいきと過ごすために日々奮闘しています。取得資格はTOEIC925点、英検準1級、日商簿記2級など。趣味は読書とブログ執筆。当ブログ以外にも2つのサイトを運営しています。

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